なぜMUEZはおっさんを顧客にしないのか?

こんにちは、搾りたてが年中届く会員予約制日本酒「MUEZ」をプロデュースしておりますmu62です。


今回は、数日前にFacebook(NewsPicks経由)であるニュースに関して僕が書いたコメントが、一部の方正しく理解されていないと感じましたので、改めて僕の考えを整理してみたいと思います。


問題の内容はこちら。

菊水酒造さんが「20〜45歳」の年齢制限を設けた日本酒を販売するというニュースを受けて、NewsPicksに以下のコメントをしました。


うちも、販売をネットオンリーにすることで、事実上(ネットが使えない)おっさんには売ってないです。
おっさんはコミュニケーションコストが高いので、おっさんばっかり相手してると時間がいくらあっても足りなくなるのです。


ちなみに、おっさんを顧客にしないという共通はありますが、おっさんの定義も顧客にしない理由も菊水さんとは全く違うので、これからお話する内容は菊水さんの考えを代弁しているわけではない点だけ誤解のないようにお願いします。


1. 「おっさん」の定義

まず、僕の主張における「おっさん」、「非おっさん」の定義は以下のとおりです。


◎おっさん

ITリテラシーが低く、ネットを通じた情報入手/発信、物/サービスの購入などをしていない/できない人。


◎非おっさん

ITリテラシーが高く、ネットを通じた情報入手/発信、物/サービスの購入が日常になっている人。


この定義だと、性別や年齢などは関係がないということがお分かりいただけると思います。

年配の方でもITリテラシーが高く、ネットで物を買うくらい難なくできてしまう人達も数は多くないですがいらっしゃいます。こういった方々は、"非おっさん"という定義をしたいと思います。

逆に30代でも、「ネットで物買うの怖い」とか「Facebookやってない」みたいな人も稀にいるので、こういった人は"おっさん"と呼ぶことにしましょう。

ただ、一般的には上記の"おっさん"に該当する方は、50代以上の方に比較的多いという傾向はあると思います。


尚"おっさん"という言葉自体にネガティブな印象を受けるかもしれませんが、あくまである一定の似た傾向を持った"属性"を指す用語として使っているだけであり、対象となる方の存在、人格を否定したり、そういった方々から私がこれまで受けてきた恩義なども否定するものではありません。

いつもお世話になっている、おっさんの皆様にはこの場をお借りして日頃の感謝をお伝えしたいと思います。


2. なぜ、おっさんはコミュニケーションコストが高いのか?

「おっさんはコミュニケーションコストが高い」という点が僕の主張のなかで、最も理解されづらいポイントなのかなと思います。特におっさんの皆様はITを普段使っていないので、意味することが肌感として理解できないのも無理はないと思います。

というわけで、おっさんと非おっさんとで、商品の購買行動にどのような違いがあるかと、その購買行動に合わせた場合に必要なコミュニケーションコストを以下のチャートに整理しました。

ご覧の通り、明らかに非おっさんの方がコストをかけずにコミュニケーションが取れることがわかります。

WEBストアの利用料など、月額数千円程度からですし、SNS等情報発信人件費やストア運営人件費も、スモールビジネスの規模だと所要時間としては10分/日程度なので、店を構えて販売員を常駐させるコストとは比較にならないくらい安く抑えられます。

さらに非おっさんはSNSでの発信も積極的に行います。広告費をかけなくても、お客さんがSNSで商品のシェアをして宣伝までしてくれる場合があるのです。

つまり、非おっさんだけを相手にすれば、極めて低コストなオペレーションで商売を行うことができます

もし仮におっさんにも商品を買ってもらえるように配慮をするならば、広告出稿料や店舗家賃、販売員人件費などが固定費として重くのしかかってくるので、損益分岐点は一気に高くなるでしょう。


3. MUEZがネット販売しかしない理由


MUEZの販売は公式WEBストアに限定しています。

理由は前述の通り、コミュニケーションコストが低い非おっさんのみを対象にして効率的なコミュニケーションをしたいからです。

MUEZは僕が個人で始めたスモールビジネスです。今のところ会社法人化もしていませんし、社員もいません。このようなビジネスにおいては、自分自身の時間をいかに効率的に使ってたくさんお酒を売るかが至上命題なのです。

僕は自分の使える時間は、MUEZをもっと美味しくすること、もっと楽しんでもらうこと、もっとたくさんの人に知ってもらうことに出来る限り使いたいのです。

そのため、商品の説明をしたり、注文を受けたり、支払ってもらったりといったことで一日が終わってしまうようなリアル店舗での販売は現在のところ行っていません。

ネットで買える人は買って下さい、買えない人は諦めて下さいが基本的なMUEZのスタンスです。


4. おっさんは商売対象として魅力がないのか?

MUEZは上記のような考えから、おっさんを商売対象としては捨てているのですが、一般論としておっさんは商売対象として魅力がないわけではないと思います。

日本においては、おっさん含有率の高い50代以上の人口が約半数を占めるという状況です。医療技術の進化で平均寿命はどんどん伸びていますので、彼らがこれから急激にその数を減らしていくわけではないと思います。彼らはお金もたくさん蓄えているはずです。

コミュニケーションコストをたくさんかけて、おっさん向けの商売をするというのも引き続き一定の魅力があると思います。


ただし、注意しないといけないのは、今後新しい商品を生み出していく生産側はどんどん非おっさん世代になっていくという点です。

彼らはITを使った効率的なコミュニケーションを好みますので、おっさんを相手にした効率の悪い商売は「めんどくせー」となってしまう可能性が高いです。


そうなると、おっさんは今後非おっさんから生み出されていく新しい商品を買うことが困難になっていくことが予想されます。

こういうことを言うと「弱者切り捨てか?!」といった怒りの声が聞こえてきそうですが、この世の中を生き抜くには弱者にならない努力も必要です。

特にITスキルというのは、現代においては読み書きができるのと同じくらい不可欠なスキルだと思います。

今後の人生の選択肢を狭めないためにも、ITを使えるようになる努力をすることはたとえ何歳であっても非常に大切なことだと思います。


5. まとめ

少しまとまりのない文章になってしまいましたが、要するに言いたいことは、

・ITリテラシーが低い人は高い人よりもコミュニケーションにかかるコストが高い。

・MUEZはあえてITリテラシーが高いお客さんのみにフォーカスしている。

・ITリテラシーは高いに越したことはないので、頑張って身につけよう。

です!


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以上です。


mu62@MUEZプロデューサー

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